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活動報告

2025-04-22Society

国内音楽フェス初 ARABAKI ROCK FEST.25(アラバキロックフェス)でスマートコンポスト®を用いた生分解性バイオマスプラスチック容器の分解実証実験を実施
イベント会場で発生する生ごみと生分解性バイオマスプラスチック容器を資源循環

株式会社高速(本社:宮城県仙台市、代表取締役 社長執行役員:赫裕規)、株式会社ジー・アイ・ピー(本社:宮城県仙台市、代表取締役:佐藤寿彦)、リスパック株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:大松栄太)、株式会社 komham(本店:札幌市厚別区、支店:東京都渋谷区、代表取締役:西山すの)の4社が連携して、2025年4月26日(土)、27日(日)に宮城県で開催される ARABAKI ROCK FEST.25(アラバキロックフェス)にて、国内音楽フェス初の試みとして、ソーラーパネルで自動駆動する生ごみ処理機「スマートコンポスト®」を用いた実証実験を行います。生分解性バイオマスプラスチック(以下PLA)容器を使用することで、イベント期間中の食品容器に関するカーボンニュートラルを実現しますが、今回はカーボンニュートラルの実現にとどまらず、イベント会場から出る生ごみとPLA容器を資源循環し、サステナブルなイベント運営への貢献を目指します。

背景

株式会社高速は、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、使用済みプラスチックの資源循環を推進しています。その取り組みの一つとして、2025年4月26日(土)、27日(日)に宮城県で開催される野外音楽フェス「ARABAKI ROCK FEST.25」にてPLA容器の提供および回収を行います。それにともない、回収した容器の一部を株式会社komhamの「スマートコンポスト®」を用いて堆肥化処理する実証実験を実施します。スマートコンポスト®は、独自開発の微生物により有機性廃棄物を高速で分解することができる生ごみ処理機です。本実証実験では、イベント会場で発生する生ごみとPLA容器をその場で堆肥化する、新たな廃棄物資源循環モデルの構築を目指します。

実証実験について

株式会社komhamのスマートコンポスト®は、「太陽光発電により自動駆動する」「微生物群(コムハム)が生ごみを短期間で高速分解する」「二酸化炭素排出量実質ゼロで生ごみを堆肥化する」という特徴から、さまざまな屋外イベントで環境に配慮した生ごみ処理方法として利用されてきました。今回の実証実験は、スマートコンポスト®を用いて、生ごみだけでなくPLA容器の堆肥化処理を行う初の試みとなります。PLAは、微生物のはたらきで最終的に水と二酸化炭素などに分解されるプラスチックです。環境にやさしい素材として注目される一方、自然環境中では分解に長い時間がかかることや、回収時の分別が難しいことなど、実用面での課題もあります。今回、東北地方最大級の音楽フェスティバルであるアラバキロックフェスにて、イベント会場での生ごみ・PLA容器の処理におけるスマートコンポスト®の有効性や実用可能性を検証します。また、来場者向けのスマートコンポスト®体験コーナーを設け、廃棄物資源循環への取り組みの発信の場としても活用する予定です。連携する4社は、イベント会場内完結型の新たな廃棄物資源循環モデルの構築を通して、環境負荷を抑えたサステナブルなイベント運営を支援します。

生分解性バイオマスプラスチック(PLA)容器について

ARABAKI ROCK FEST.25では、上述のとおりPLA容器を飲食ブースにて幅広く使用します。このPLA容器は、株式会社高速とリスパック株式会社から提供されます。PLA容器は植物原料から作られているため、①石油資源の節約、②原料となる植物は短期間で再生可能、③大気中のCO2を増やさない(カーボンニュートラル)という特徴が挙げられます。今回の実証実験では、PLA容器の堆肥中での生分解を目指しますが、PLAのカーボンニュートラルという特徴により、イベント期間のCO2増加を抑制するという効果を実現します。

カーボンニュートラル

ARABAKI ROCK FEST.25 イベント概要

名称:
ARABAKI ROCK FEST.25
期間:
2025年4月26日(土)~27日(日)
場所:
国営みちのく杜の湖畔公園 北地区 エコキャンプみちのく
〒989-1503 宮城県柴田郡川崎町大字川内字向原254番地
主催:
tbc東北放送・仙台放送・宮城テレビ放送・khb東日本放送・GIP
HP:
https://arabaki.com/

スマートコンポスト設置場所

ARABAKI ROCK FEST.25会場内「株式会社高速presents東北ライブハウス大作戦STAGE」特設ブース周辺
※ARABAKI ROCK FEST.25終了後、イベント開催地の川崎町内にて約1か月間の分解試験を継続する予定です。

「スマートコンポスト®」について

サイズ:980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
特徴:AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整えています(※1特許取得済)。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがあがるため、最低限のメンテナンスで運用ができます。

※1:特許情報「微生物、生ゴミの分解に用いるための組成物、および生ゴミ処理方法(特許7300079)」

株式会社高速広報担当おとどけチータくんARABAKI ROCK FEST.公式SDGsアンバサダー就任

実証実験について、お客様に親しみを持って活動に参加してもらうために株式会社高速のマスコットキャラクター「おとどけチータくん」がARABAKI ROCK FEST.公式SDGsアンバサダーに就任します。ARABAKI ROCK FEST.25期間中における分別回収の呼びかけや、おとどけチータくんがラッピングされた「スマートコンポスト®」の展開により、広く本活動のPRを行います。

※会場に設置されるおとどけチータくんをラッピングした「スマートコンポスト®」と2024年のエコステーションでの活動の様子

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